
本日のテーマはSVOC構文です。
SVOCとは、主語(S)・動詞(V)・目的語(O)・補語(C)の4つの要素から成る構文のことです。
この構文を理解することで、英語の文の構造をより深く理解できるようになります。
例えば、「I found him smart.」という文では、"I"が主語、"found"が動詞、"him"が目的語、"smart"が補語となります。
なぜSVOC構文が重要なのかというと、それは、SVOC構文を使うことで、ただの事実を伝えるだけでなく、相手に特定の情報をより明確に伝えることができるからです。
SVOC構文における補語は、目的語を説明する役割を持つため、目的語の性質を明らかにします。
例えば、「She made him happy.」の文では、「happy」が補語で、「彼を幸せにした」という意味になります。
あとは特に評価や判断に関する表現でよく用いられます。
例えば、「I think him intelligent.」や「We found the task difficult.」など、主語が目的語に対して何らかの評価や見解を示す際に使われます。
これらのポイントを理解することで、SVOC構文をより効果的に使いこなすことができるようになります。
構文を覚えるにつれ、だんだん表現の幅が増えてくるので、楽しんでやっていきましょう!
主語 + 動詞 + 目的語 + 補語(SVOC構文)
「I found it interesting.」
目標
- SVOC構文の基本ルールを理解する
- 目的語の説明や状態を表す表現を学習する
- 実際の会話や文章で応用できるようにする
🔤 SVOC構文の基本ルール
SVOC構文は「主語(S)+動詞(V)+目的語(O)+補語(C)」の組み合わせです。
目的語(O)に関する説明や状態を補足するため、「誰かが何かをどうする(どうさせる)」 という文の構成になります。
📌 ルール:
- 主語(S) → 文の主体(例: I, She, They)
- 動詞(V) → 動作を表す(例: make, find, call)
- 目的語(O) → 動作の対象(例: him, the book, the place)
- 補語(C) → 目的語の状態や説明(例: happy, interesting, useful)
✅ I found the movie interesting.
(私はその映画を面白いと感じた。)
✅ She made her parents happy.
(彼女は両親を幸せにした。)
✅ They called him a genius.
(彼らは彼を天才と呼んだ。)
📖 具体例(SVOC構文のパターン)
🎯 「O + C」が状態を表すパターン
主語 (S) | 動詞 (V) | 目的語 (O) | 補語 (C) | 意味 |
---|---|---|---|---|
I | found | the book | useful. | 私はその本が役に立つと感じた。 |
She | made | her brother | angry. | 彼女は弟を怒らせた。 |
They | consider | this idea | important. | 彼らはこのアイデアを重要だと考えている。 |
📌 「find」「make」「consider」などの動詞は目的語の状態を補足する役割を持つ!
🔍 「O + C」が名前や呼び名を示すパターン
主語 (S) | 動詞 (V) | 目的語 (O) | 補語 (C) | 意味 |
---|---|---|---|---|
They | call | her | a genius. | 彼らは彼女を天才と呼んだ。 |
We | named | the dog | Lucky. | 私たちはその犬をラッキーと名付けた。 |
He | elected | her | president. | 彼は彼女を社長に選出した。 |
📌 「call」「name」「elect」などの動詞は「~を~と呼ぶ・選ぶ」という意味で使用される!
📝 応用練習(補語の工夫)
📌 SVOC構文を使って、補語のバリエーションを増やすと、より豊かな表現ができるようになります!
✅ I found the task challenging.
(私はその課題を難しいと感じた。)
✅ She made her speech inspiring.
(彼女はスピーチを感動的なものにした。)
✅ They called the project revolutionary.
(彼らはそのプロジェクトを革新的だと言った。)
📌 補語に 形容詞や名詞を組み合わせる ことで、表現の幅を広げられる!
💡 練習問題
次の日本語を英語にしてください。
1️⃣ 私たちは彼をリーダーに選んだ。
2️⃣ 彼女はその映画を退屈だと思った。
3️⃣ 彼はその計画を成功に導いた。
4️⃣ 彼らは彼女を素晴らしい先生だと言った。
📌 解答:
1️⃣ We elected him the leader.
2️⃣ She found the movie boring.
3️⃣ He made the project successful.
4️⃣ They called her a great teacher.
📝 Day 5 練習問題の解説
練習問題では SVOC構文 の正しい使い方を確認するために、目的語(O)と補語(C)の関係 を意識して訳すことがポイントです!💡
📌 問題と解説
1️⃣ 私たちは彼をリーダーに選んだ。
✅ We elected him the leader.
📌 解説:
- 「elect(選ぶ)」は SVOC構文を作る動詞で、目的語(O)+ 補語(C) を続ける形になります!
- 目的語(O) = him(彼)
- 補語(C) = the leader(リーダー) → 「彼をリーダーにする」という構文
📌 間違えやすいポイント:
❌ We elected him as the leader.(「as」は不要)
SVOC構文では「目的語 + 補語」の直接の関係を作るため「as」を使わない!
2️⃣ 彼女はその映画を退屈だと思った。
✅ She found the movie boring.
📌 解説:
- 「find(思う、感じる)」は 目的語(O)+ 補語(C) を取る動詞!
- 目的語(O) = the movie(その映画)
- 補語(C) = boring(退屈な) → 「映画が退屈だと感じた」という意味
📌 間違えやすいポイント:
❌ She found that the movie was boring.(「that節」だと異なる構文になる)
SVOC構文では「目的語 + 補語」の組み合わせをそのまま使うのが正解!
3️⃣ 彼はその計画を成功に導いた。
✅ He made the project successful.
📌 解説:
- 「make(~を~にする)」は 目的語(O)+ 補語(C) を取る典型的な動詞!
- 目的語(O) = the project(その計画)
- 補語(C) = successful(成功した) → 「計画を成功させた」という意味
📌 間違えやすいポイント:
❌ He made the project to be successful.(「to be」は不要)
SVOC構文では補語は形容詞か名詞で表し、「to be」は入れない!
4️⃣ 彼らは彼女を素晴らしい先生だと言った。
✅ They called her a great teacher.
📌 解説:
- 「call(~を~と呼ぶ)」は 目的語(O)+ 補語(C) を取る動詞!
- 目的語(O) = her(彼女)
- 補語(C) = a great teacher(素晴らしい先生) → 「彼女を素晴らしい先生と呼んだ」という意味
📌 間違えやすいポイント:
❌ They called her as a great teacher.(「as」は不要)
SVOC構文では「目的語 + 補語」の直接関係を作るため「as」を使わない!
🎯 今日の達成目標
✅ SVOC構文の仕組みを理解する
✅ 目的語の説明や状態を表現するスキルを強化する
✅ 自然な会話の中で活用できるようになる
🎯 今日のまとめ
✅ SVOC構文では「目的語(O)+ 補語(C)」の組み合わせが重要!
✅ 動詞「find」「make」「elect」「call」などはSVOC構文を作る動詞!
✅ 補語には「形容詞」または「名詞」が来る(「as」や「to be」は不要)!
📌 次のDay 6では、「基本構文のまとめと練習問題」を扱います!